【MBA留学体験記】香港科技大学(HKUST) 垣下 至徳<2017年入学>

 

アジアMBAのメリット&デメリット

 

当初のMBAの目的として、海外就職、広範なビジネススキルの獲得、アジアのネットワーク構築を掲げておりましたが、どれも満足のいく水準で達成できていると感じています。また、目的としては掲げていなかったものの、実際に得られたMBAのメリットとして、キャリアの方向性の明確化という点も挙げられます仕事漬けの生活から一定期間離れ、授業を通じて今まで馴染みのなかった業界や分野の知識を得たり、全く違う環境で働いてきた同級生の話を聞くことは、自身のキャリアをゆっくり再考する上で非常に有益なインプットとなりました。当初は卒業後のキャリアは不明確でしたが、MBAを通じて自分なりにこの先の人生でやりたいことを明確化した上で、コンサルティング業界に戻ることができたと考えています。

デメリットとしては、アジアでは米国等と比べてまだまだMBAが評価されておらず、MBA後の職階や給与が前職よりも大幅に上がるケースは多くないため、私の場合は転職後も前職と同じ職階でのスタートとなったことです。日本で就職活動をしていればまた違った結果になっていたかも知れませんが、私の場合はあくまで海外就職にこだわっていたため、職階のアップを犠牲にした部分もあります。前職の同期は既に昇進している人もおり、短期的に見ればMBA留学によって一時的にビジネスの前線から離れたことで、キャリア的に後れを取ってしまったことは否めません。

しかし、前述の通りMBAで得たものはこのデメリットよりも大きいと確信しており、希望通り日系企業ではなく現地の外資系企業に就職できたため、MBA留学を選択したことは後悔していません。その意味でも、キャリアの空白期間を可能な限り短くできる12ヶ月のプログラムで良かったと考えています。

 

 

未来のアジアMBA生への応援メッセージ

 

MBAは非常に高価な買い物です。特にフルタイムの場合は、社費留学でもない限り、その間の収入がなくなるため機会費用も発生してきます。では、その高額な費用に見合うだけの価値がMBAにあるか、と問われると、結局それはその人の価値観、そしてMBA後の行動次第なのではないでしょうか。

私の場合は「一度しかない人生なら、やりたいことをやっておきたい」というのが、最終的にMBA留学に踏み切った動機でしたが、MBAを通じて得た数々のスキル、経験、人脈はMBAを選択しなければ絶対に得られなかったであろうものばかりで、その判断は間違ってなかったと感じていますまた、MBAの価値をいかに最大化できるかも自分次第であり、MBAで得たスキル、経験、人脈を活かすも殺すも今後の自分の行動に掛かっているのではないかと考えています。

今MBAを検討されている方は、ここに載っている様々な体験記を読んで、共感するところがあるかどうか、自分が得たいものが得られるかどうかを見極めた上で判断されると良いかと思います。私の拙体験がその一助となれば幸甚です。

 

ジャパンクラブ主催のジャパントレックにて

 

 

<参考>留学費用

 

※在学当時の留学費用概算、為替は2019年1月現在のものを使用

 

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