【MBA留学体験記】香港科技大学(HKUST) 牧島 諒 <2020年入学>

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プロフィール_HKUST_牧島

 

牧島 諒(まきしま りょう)

香港科技大学(HKUST)MBA Intake2020。2014年3月に早稲田大学政治経済学部卒業後、同年4月にメガバンクに入社し、日系大企業向け法人営業、新卒採用などに従事。2020年8月よりHKUSTへ社費MBA留学中。

 

Why MBA?

なぜMBAを目指されたのでしょうか?

お客さま向け海外事業戦略を提案する際、自身の力不足を感じたことがきっかけです。現地企業と合弁で新規事業の立ち上げを検討していた際、戦略面で特に現地企業の意向とお客さまとの意向がすりあわず、歯がゆく感じておりました。この経験から、日系企業の海外戦略を提案するうえで、現地のパートナー企業と日系企業双方にとってベストな提案、エグゼキューションを実現するには、ファイナンスだけでなくその他の経営に関する領域についても網羅し、付加価値を生み出せる人材になりたいと考え、MBAに挑戦することにしました。

 

何故アジアのMBAを志しましたか?

自身が欧米系投資銀行と差別化すべき能力は、如何にアジアで新しい付加価値を創造できるか、だと感じたからです。日系企業のお客さまが求めている知見は、成長が著しく、地理的に近いアジアでの成長戦略です。また、非日系企業のお客さまから求められる知見も、アジア市場に関する洞察や投資戦略です。アジアに精通した人材になるのなら、アジアで学ぶことが最も理にかなっていると判断しました。

 

③目次上_HKUST_牧島

 

なぜ香港科技大学(HKUST)を選びましたか?

HKUSTのほか、シンガポール国立大学(NUS)、CEIBSと検討しましたが、香港市場は、「欧米投資家が巨大中国企業に投資できる」アジアで唯一の市場ということもあり、金融にエッジを立ててMBAを学ぶという観点で香港が最適だという結論に至りました。執筆段階の2021年7月時点でも、引き続き中国企業が海外投資家にアクセスできる市場であることに変わりないので、現時点でも同様の決断をするかと存じます。

*株式市場の時価総額規模で比較すると、2020年末時点で香港市場は6.1兆USD、シンガポール市場は0.7兆USD。上海市場は12.2兆USDだが、海外投資家による投資に制限があります。

 

また、HKUSTのプログラムは、ケーススタディを中心とした実践的な授業内容となっており、実務に活かせそうなイメージが最も具体的に湧いたことも一因です。また、他校含めアラムナイや在校生の方からお話を伺い、どのスクールのアラムナイの皆様も魅力的でしたが、HKUSTの皆様が最もパーソナリティが近しい印象を受けたため、HKUSTに入学を決意しました。

 

受験準備について

2019年3月から本格的に対策を開始いたしました。業務上6月まで忙しい時期が続いたのですが、理解のある上司の元、その後は試験対策に集中できるよう業務量をコントロールいただき、業務と受験準備を両立することができました。

 

④受験準備について_NKUST_牧島

 

 

香港科技大学(HKUST)MBAでの生活

留学時の生活はどういったものでしょうか?

非常に充実した毎日を過ごしています。渡航前は世界的にCOVID-19影響もあり心配しておりましたし、実際に8月のMBAのLaunchイベントは延期されてしまいましたが、9月からの授業はHybridで略行われ、基本的には対面で参加することが出来ました。プログラムとしてもHybridの知見が昨年度で培われた部分もあり、改善の余地はある一方で効率化された部分もありました。

 

Case Competition

MBA生活でのハイライトは、クラスメートと参加したIESE 主宰のCase Competitionです。HKUSTではEPS(Enhancing Professional Skills)という授業があり、Case Competitionに必要な知識を学びます。(EPSについてはIntake2019童さんの記事をご参照ください。)

 

今年のCase Competitionは全面オンラインでの実施でしたが、世界各国のMBAスクールから集まり競い合いました。チームメートと深夜まで議論し深い人間関係を築くことができ、Caseでのアウトプットを通じマーケティングや戦略立案がより血肉となって落とし込まれたと実感しています。

 

⑤Case competition_HKUST_牧島

 

印象に残っている授業

最も印象に残っている授業は、Effective Negotiationという授業です。名物教授であるLarry Franklin(Finance)とStephen Nason(組織論)が二人で担当しています。毎回Caseを読み、ランダムにアサインされたクラスメートとネゴシエーションし、その結果を次の授業でディスカッションするという形式です。また、結果がGradeに反映されるため、皆本気で交渉します。

 

テーマの実用性もさることながら、国籍毎にネゴシエーションのスタイルもバラバラでした。この経験は欧米・中国・アジア・インドと多様なバックグラウンドを持ったクラスメートがいるHKUSTならではなのではないかと感じました。

 

 

留学後のキャリア

留学後は、派遣元企業に戻り、ソウルにて韓国財閥企業のカバレッジとして勤務予定です。会社からは、HKUSTで培ったアジア企業の経営戦略の仮設立案能力を生かし、新たなビジネスを生み出すことを期待しているとのことです。HKUST MBAでの経験を通じ、アジア企業の企業戦略について多く考えてきたので、MBAでの学びをすぐに実践できることにとてもワクワクしています。

 

ソウルでの勤務、生活は初めてですが、ソウルにもともに学んだクラスメートも複数おり、アラムナイも数多くいるので、HKUSTのネットワークも梃子に新たなビジネス機会を創出していけるのではないかと考えています。また、社外だけでなく、ソウルでのメンバーとも、HKUSTで培ったダイバーシティに富んだ環境での関係構築力を生かし、一つのチームとなれるよう努めたいです。

 

このポジションは、入学前からHRに伝えていた希望通りのキャリアに合致したもので、会社にはとても感謝しています。期待に応えるべく、現地企業の成長及びアジアの発展に貢献できるよう、努めて参る所存です。

 

 

未来のアジアMBA生に向けてのメッセージ

MBAは私費・社費問わず、Careerを変える大きな手段の一つです。そして、MBAを通じ、Careerのどの領域を変革するかは一人ひとり異なるかと存じますし、最適なプログラムも異なるかと存じますが、筆者にとっては、HKUST MBAは次のキャリアに向けた最適な選択肢だったと自負しております。本投稿が、MBAに関心を持たれた皆様にとって、少しでも何かを考えるきっかけになれば幸いです。

“Asia is still young enough for YOU to do a ‘pioneering’ Deal!”

 

⑥集合写真_HKUST_牧島

 

 

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