【MBA留学体験記】香港科技大学(HKUST) 垣下 至徳<2017年入学>

 

アジア全体をカバーするダイバーシティ

 

HKUSTは文字通りアジアをカバーする高いダイバーシティを誇ります。私の学年では、約120名のクラスメイトの国籍の割合は、おおよそ中国が3割、インドが2割で、更に東南アジアの学生も1割程度おり、残りが日本や韓国、欧米といった具合でした。しっかり中国とインドというアジアの大国をカバーしつつ、東南アジアや欧米にも幅広いネットワークを築くことができたことは一生の財産となると考えています。世界と中国をつなぐゲートウェイでありながら、東南アジアにも十分近い地理的条件を備えた香港のMBAの強いアドバンテージではないでしょうか。

 

 

同級生が自国の文化を紹介するインターナショナルナイトにて

 

充実した中国語学習環境

 

HKUSTでは、メインのプログラム開始前に、北京への1ヶ月の語学研修がオプションとして用意されています。

このオプションプログラムへは、私の学年では10名程度が参加しましたが、良かった点は以下2点が挙げられます。

  1. メインプログラム開始前に小規模コミュニティで密な人間関係を築くことができる
  2. 中国語学習の土台となる基礎を身に着けることができる

1,については、メインプログラムが始まると約120名のクラスメイトが、60名規模の2つのCohortに分けられ、基本は振り分けられたCohort内で初期の人間関係を構築していきますが、私の場合は事前に北京で仲良くなったクラスメイトがもう一方のCohortにいたため、そこから更に人間関係を広げることができました。北京で一緒になったインド人の同級生は、その後もCohortが被ることはありませんでしたが、一緒に旅行に行くなど深い関係を築くことができました。

2.については、私はそれまで中国語を学習したことがなかったため、1ヶ月の中国語研修のおかげで、その後の中国語学習の土台となる基礎力を身に着けることができました。メインプログラム開始後も、選択科目で中国語の授業があり、基礎レベルからビジネスレベルまで幅広く中国語の学習機会が提供されていますので、MBAを通じて中国語スキルを高めることができます。

香港の公用語は広東語と英語ですが、ローカルのお店では英語よりも中国語(普通語)の方が通じやすいことも近年では少なくありません。また中国のシリコンバレーとして有名な深圳へは電車で1時間程度で容易に行けるため、中国語を話す機会が豊富にあり、学習を継続しやすい環境にあります。

 

 

北京での中国語研修にて

 

MBA期間中、香港を中心にアジア圏で就職活動を実施

 

MBA留学前からの目標として、卒業後は香港または東南アジアで働くことを考えていました。HKUSTのMBAプログラムの期間は12ヶ月または16ヶ月と、一般的な米国の24ヶ月と比べて短いため、8月のプログラム開始直後からキャリアについて考える授業やイベントが多くありました。

私の場合は、第一志望としてコンサルティング業界を考えており、コンサルティング企業の多くは選考にケース面接が含まれているため、同級生と英語のケース面接の練習を週に何度か実施しました。現在の勤務先との接点は、10月に学校のキャリアセンターが主催したMBA学生向けの説明が最初で、その後書類選考を経て11月に面接(通常面接1回、ケース面接2回、役員面接1回)を行い、翌年の1月に内定をいただきました。比較的早い段階で内定を頂いたため、それ以外の企業は受けていませんが、その他の同級生は3月頃から就職活動を本格化させ、6月頃に夏のインターンシップの内定を得て、インターンシップ後にフルタイムのオファーをもらうケースが一般的な様です。

なお、シンガポールや上海へのキャリアツアーも学校が主催しており、現地の企業訪問やネットワーク構築を行う機会もあります実際に同級生の中には、現地出身ではなく中国やシンガポールなど香港以外のアジアの国で就職した人もいます。

 

 

深圳(シンセン)キャリアツアーにて

 

 

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