Financial Times MBA rankingで14年間世界22位以内にランクインなど、アジアMBAトップ校の一つ香港科技大学(HKUST)。そのHKUSTが2022年にアジアMBAで初となる完全オンラインで学位取得ができるDigital MBAプログラム(DiMBA)をスタートしました。
本記事ではスタートして1年、プログラムの特徴、クラスプロファイル、入学要件・出願要綱など、2023年入学を目指す方向けに最新情報をご紹介します。
HKUST DiMBAならではの特徴
アジア初のTech & Green MBA
AI、ビッグデータ、ブロックチェーン、IoT、フィンテックなどの技術的な進歩により、ビジネス環境は大きく変わりつつあります。さらにビジネスでは、近年ますますサステナビリティの基準により評価も受けつつあります。これらのビジネス環境の変化に対応し、HKUST MBAでは新しい時代のビジネスリーダーに必要な知識・技能を習得するために、従来型の会計・金融・統計などの基本となる重要科目に加え、最新ビジネステクノロジー、サステナビリティ―を包括的に学ぶプログラムを提供しています。
MBAエクスペリエンスを4方向のデジタル化で実現
- デジタルソフトウェア:最先端の学習プラットフォームで進捗を管理
- デジタルハードウェア:アジア初のバーチャルクラスルームでインタラクティブな授業環境を実現
- デジタル技能&知識:デジタル時代に不可欠なビジネス&テクノロジー知識を習得
- デジタルネットワーキング:バーチャルアルムナイハブを通じて60以上の国、5000人以上の同窓生と繋がれます
その他、香港科技大学(HKUST)について、“Digital MBA for Global Leaders(DiMBA)”の特徴、各プログラム比較(Full-time・Part-time,・Digital)、MBAオフィスからの日本人候補者に向けてメッセージは、こちらの記事で紹介しています↓
最新のプログラム情報については、HKUST Digital MBAオフィシャルサイトをご覧ください。
クラスプロファイル
開講1年目のHKUST DiMBA Intake2021のクラスプロファイルが発表されました。主なデータを見ていきましょう。
- 平均年齢:36歳
- 平均就業年数:12年
- 国・エリア数:17
- インターナショナル比率:82%(うち日本・韓国比率:10%)
- 女性比率:32%
- ファイナンス・アカウンティング業種比率:20%
平均年齢36歳&平均就業年数12年、ミドルマネージメント層中心
特筆すべきポイントは、平均年齢・平均勤続年数がかなり高いことです。HKUST Full-time MBAの平均年齢は29歳、平均就業年数が6年(※)ですので、DiMBAはFull-time MBAより就業経験も長いミドルマネージメント層が受講しているプログラムと言えます。
(※)HKUST Full-time プログラム Intake 2021クラスプロファイルデータ
アジア中心のエリア構成
出身エリアは、香港・マカオ47%、中国大陸25%、日本・韓国10%、その他アジア15%とアジアエリアで97%を占めておりアジアを中心としたクラスプロファイル構成になっています。この点は、Full-time MBAより更にアジア色が強い傾向にあると言えます。
出身業種はファイナンスが最多
香港MBAの中でもHKUSTはファイナンスに強いイメージがありますが、DiMBAも業種比率ではファイナンス・アカウンティング出身者が最も多くなっています。しかし業種は多様化しており、コンサルティング、マネージメント、エンジニア、ロジスティクス、セールス・マーケティングの比率も高くなっています。
入学要件・出願要綱
- 学士号取得者(B.A.)
- 最初の学位取得卒業後最低3年の職業履歴があること
- GMAT/GRE で合格点を取っていること(職業年数が 7年以上の申請者は、承認があれば GMAT 免除申請が可能)
- 学位を取得した大学・大学院の授業の主要言語が英語でない場合、 TOEFL/IELTS で優良な成績を収めていること
- プログラムの期間中、あるいは期間後に MBA コミュニティーに対し貢献でき る能力を有していること
アプリケーション
次年度のプログラムは2023年2月開始となります。海外からの申請者は、ビザ申請のためにラウンド2までに出願することが推奨されています。
ラウンド | 応募〆切 |
---|---|
1 | 2022 年 6 月 15 日(水曜日) |
2 | 2022 年 8 月 17 日(水曜日) |
3 | 2022 年 10 月 12 日(水曜日) |