Financial Times MBAランキング2021、清華大学が初登場、CEIBSは4年連続トップ10入り

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お知らせ⇒最新版「Financial Times MBAランキング 2022、北京大学が初登場、トップ100に中国大陸6校がランクイン」も公開中!

複数あるMBAランキングの中で影響力があるランキングの1つ”Financial Times MBAランキング2021″が先日発表されました。今年のアジアのMBAの動向を見ていきましょう。

目次

Financial Times Global MBA ランキング 2021

Global MBAランキングトップ10

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シンガポールとフランスにキャンパスがあるINSEADが1位に返り咲きました。また上海にあるCEIBSが4年連続トップ10にランクインしています。しかしながら、COVID-19の影響で例年上位にランクインするHarvard, Stanford., Whartonが今年は調査不参加となっています。

アジアMBAでトップ100にランクインした学校

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トップ100にアジアMBAからは、中国大陸5校、香港3校、シンガポール3校、インド5校、韓国1校、合計17校がランクインしています。ただしインドは23位のIndia School of Business(ISB)以外は、Indian Institute of Management(IIMs)の分校4校がランクインしていますが、各分校の運営組織は同じです。

※Indian Institute of Management(IIMs)はインド各地13か所の分校があり、インド中央政府に所属し運営されている。

清華大学がランキング初参加

2021年の注目すべき点としては、清華大学が初めて本調査に参加し、67位にランクインしました。中国大陸の最高学府である北京大学・清華大学は今までFT MBA rankingに参加していませんでした。しかし、近年中国大陸の総合大学系上位校である復旦大学や上海交通大学がランキングに参加しており、上位に入ってきていることから国際的評価を高めるためにも本年度から参加してきたと見られます。今年は北京大学は参加しておりませんが、清華大学の参加を受け来年以降参加の可能性があると考えられます。

復旦大学は近年コンスタントに40以内にランクイン

もう一点中国大陸のプログラムで注目すべきポイントとして、32位の復旦大学MBAが挙げられます。復旦大学MBAは近年コンスタントに40位以内にランクインしており、中国大陸の大学系ビジネススクールで1位を取り続けるなど、実力をつけているプログラムです。2015年から細かく6つのconcentrationを設置し、Finance、Marketingに限らず、Innovation and Entrepreneurship、E-Commerce and Big Data、Industry Analysis and Investment Management、Corporate Decision Making and Leadershipと最新のビジネストレンドに合わせ常にプログラムを進化させ、学生のニーズに応えている点が特徴的です。日本人学生数も現時点ではあまり多くはなく、あまり日本人がいないところで自分の実力を試したいという方には適しているプログラムと言えます。

香港大学がランクアップ

香港エリアでは香港大学が29位と再びランクアップしています。香港大学MBAは近年日本人向けマーケティングを強化しており、香港MBAを検討している方は是非チェックしてみてください。香港MBA3校の中では、唯一香港島にキャンパスがあり香港中心部に位置しているためインターンシップなどする際、オフィス街へのアクセスがしやすい環境で学ぶことができます。

MBAランキングトップ50エリア別内訳

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トップ50校のエリア別の内訳はアメリカ50%、ヨーロッパ26%、アジア24%と近年コンスタントに1/4をアジアMBAが占めています。

ランキング推移

アジアMBA主要校のランキング推移

FT global MBA ranking 2021_ランキング推移

傾向としては、CEIBS、シンガポール国立大学(NUS)が安定して上位にランクインし、香港科技大学(HKUST)は少し下げてきています。

MBA取得3年後の平均給与推移

FT global MBA ranking 2021_平均給与推移

Financial TimesのMBAランキングでは、評価配分が「MBA取得3年後の平均給与」20%、「MBA取得前から卒業後の給与上昇率」20%と、給与パフォーマンスがランキング順位に大きな影響を与える構造になっています。2020年まで右肩上がりで平均給与金額がアップしてきた各校ですが、2021年はINSEADを除き若干頭打ちになっています。


ここまでFinancial Times Global MBAランキング2021のアジア各校の状況を見てきました。今年は調査期間がコロナ禍ということもあり、不参加の学校が出るなど、例年とは異なる状況下での結果ということを念頭に置きランキングを見たほうが良いでしょう。

ランキングは学校選びの一つの参考情報に過ぎません。未だ自由に海外に行ける状況ではりませんが、学校HP、オンラインでの説明会など直接学校が発信している情報にし、在校生・卒業生との交流、そして渡航できるようになれば是非キャンパスビジットをして自分に合う学校を探してみてください。


【出典】Financial Times Global MBA Ranking 2021はこちら

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