アジア留学協会にて毎年実施している、「主要アジアMBA各校 日本人進学数 2022年」の調査結果をご紹介します。
サマリー
・2022年入学者のクラスサイズは、CEIBS、復旦大学、シンガポール国立大学(NUS)が最も大きく100名以上
・2022年入学者の日本人比率は、香港科技大学(HKUST)、香港大学(HKU)が最も高く約13%
・Covid-19の影響は限定的になり、アジアMBAの日本人進学数は回復傾向
アジアMBA各校 日本人進学数・クラスサイズ・日本人比率 (2022年入学)
学校名 | エリア | 日本人進学数 | クラスサイズ | 日本人比率 |
---|---|---|---|---|
中欧国際工商学院 (CEIBS) | 上海 | 1 | 120 | 0.8% |
復旦大学 | 上海 | 0 | 107 | – |
清華大学 | 北京 | 1 | 65 | 1.5% |
北京大学 | 北京 | 2 | 65 | 3.1% |
香港科技大学(HKUST) | 香港 | 7 | 54 | 13.0% |
香港大学(HKU) | 香港 | 6 | 45 | 13.3% |
香港中文大学(CUHK) | 香港 | 2 | 37 | 5.4% |
シンガポール国立大学(NUS) | シンガポール | 11 | 100 | 11.0% |
南洋理工大学(NTU) | シンガポール | 5 | 56 | 8.9% |
シンガポール経営大学(SMU) | シンガポール | 1 | 46 | 2.2% |
国立台湾大学 GMBA ※ | 台湾 | 6 | 72 | 8.3% |
<調査概要>
調査対象:2022年入学の中国大陸・香港・シンガポール・台湾の主要校のFull-timeMBA日本人進学数、クラスサイズ
調査方法:各校MBAオフィスへのヒアリング
調査期間:2022年11月~2023年1月
<注釈>
※国立台湾大学 GMBAはFull-time, Part-timeの区分はなく、クラスサイズはGMBA全体の数字
クラスサイズが100名以上の学校はCEIBS、復旦大学、シンガポール国立大学(NUS)の3校
更にシンガポール国立大学(NUS)の日本人進学数は11名と主要アジアMBA各校の中では最多。
香港の日本人比率が高い傾向
香港科技大学(HKUST)、香港大学(HKU)の日本人比率は約13%
アジアMBA各校 日本人進学数の推移
調査対象:Full-time MBAの日本人進学数
<注釈>
※2021年香港中文大学(CUHK)はクラスサイズ・日本人進学数非公開のためデータなし
※2012年以前のデータは書籍「アジアでMBA(英治出版)」でご確認ください
Covid-19の影響が限定的になり、2022年日本人進学者数は前年比1.5倍に
香港民主化デモ、Covid-19による入境規制・ビザ発給停止などの影響があり、2018年からアジアMBAに進学する日本人学生の数は減少傾向であったが、2022年は中国大陸を除き入境規制はほぼなくなり前年比1.5倍に増加した。
ここまで2022年の主要アジアMBA各校のクラスサイズ、日本人進学数、日本人比率、推移を見てきました。Covid-19による入境・行動制限は2022年中国大陸を除き大幅に緩和され、進学者数も回復傾向にあります。中国大陸の留学ビザの発給も再開され、2023年は留学復活の年となるでしょう。
これからアジアMBA進学を目指す方は最新の学校情報を常にチェックしながら、自分が希望する留学の形が実現できるよう準備を進めてください。