欧米のMBAと比較した場合、アジアMBAでは「人」の面でも大きな違いがあります。
まずはこちら、ハーバード、ロンドンビジネススクール(LBS)、CEIBS(中欧国際工商学院)、香港科技大学(HKUST)、香港中文大学(CUHK)のの2018年入学のフルタイムMBA学生の学生数、インターナショナル比率の表をご覧ください。
クラスプロフィール比較
※2018年入学のFull time クラスプロファイルデータ
※ローカル学生数:ハーバードは北米、LBSはヨーロッパ、CEIBS/香港科技/香港中文は中国大陸・香港・台湾の出身者数
※各校公表データより作成
100人前後でアットホームな雰囲気
最も大きな違いは、クラスサイズです。欧米のMBAが500~1000人規模であるのに対して、アジアMBAの多くは100人以下、最も人数が多いCEIBSでも175人と圧倒的に人数が少ないです。少人数、アットホームな環境で勉強したいという方には、アジアMBAはとても嬉しい環境でしょう。
100人以下のクラスの場合、入学して2ケ月もすれば全員の顔と名前が一致します。大きな家族のような感覚もあり、自然に関係が深くなりやすいのも良い点としてあげられます。
インターナショナル比率が高い香港と欧州
次に学生のインターナショナル比率です。多くのアメリカMBAでは、アメリカ出身の学生が大部分を占めます。それと比較すると、欧州、アジアのMBAは比較的インターナショナル比率が高いのが特徴です。
例えば、香港科技大学では、中国語スピーカーという広義のローカル(中国大陸・香港・台湾)の合計でも37%。アメリカのハーバードの68%と比較すると、圧倒的にインターナショナルなクラスプロファイルと言えます。
一部、CEIBSはローカル比率が高いのですが、中国に根付いたビジネスネットワークを構築したいという方には、とても向いている環境ではないでしょうか。
アジアMBAの欧米人は皆アジア大好き
そしてもう1つ、これはデータはなくアジアMBA卒業生の実感値ですが、アジアMBAに来る欧米人はアジアが大好きです。当たり前ですが、自国に多くのMBAスクールがある中、わざわざ遠いアジアでMBAを取ろうというのですから、アジアが嫌いで来る人はいません。彼らの多くは卒業後もアジアのどこかの国に残って仕事をする、もしくはアジアと母国の間で仕事をするケースが多いため、かなり近い距離の関係をキープすることができます。
留学先の現地の人だけでなく、その国に関わる世界中のビジネスパーソンとのネットワークを構築できるのは、アジアMBAの大きなメリットと言えるでしょう。
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