【MBA在校生インタビュー】欧州MBAからの交換留学生に聞く、アジアMBAの魅力とは

 

今回はスペインの有名校であるIE Business Schoolから、シンガポール国立大学(NUS) MBAに留学されている日本人学生の方のインタビューをご紹介します。

 

プロフィール

K.Sさん
■新潟県出身
■東京外国語大学卒業
■学部生時代UCLAに2年留学
■卒業後は広告代理店を経て、ラスベガスで起業
■2015年8月よりIE Business School(以下、IE)入学
■2016年8月よりNUS Business School(以下、NUS)に交換留学

 

Why MBA?

―MBAに興味を持たれたきっかけは?

アメリカで起業し、会社経営をしていた時でした。実際に起業をして現地の従業員を雇っていたのですが、マネジメント力不足を実感したんです。

そんな時にUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)とUSC(南カリフォルニア大学)に行く機会があり、そこで起業家や投資家と多数出会い、起業家のピッチにとても感銘を受けたことを覚えています。UCLAのMBA生との出会いもあり、自分もMBAに行きたいという思いが膨らんでいきました。

また、私は新潟県佐渡ヶ島出身ですが、実は佐渡ヶ島は下水道の普及率が低い島で、生活排水が垂れ流しになっていました。ちょうど島でトキを助けようとのキャンペーンがあり、前から頭の片隅にあった”ソーシャル・アントレプレナー”という想いが漲ってきました。

 

―それでソーシャルアントレが強いMBAに行きたいと思われたんでしょうか?

はい、そうなんです。学校選びにあたってはソーシャルアントレ、アントレが強い学校を基準として選びました。また、アメリカのMBAは2年と長く、最短1年で卒業できるEUやシンガポールのMBAが候補になりました。

 

―その中でもIEを選ばれた理由は?

アントレ色が強い、というのが最大の理由です。

IEでは1学期からアントレのクラスがあり、最初にカスタマーニーズや商品開発、アントレのマインドセットを学びます。そして2学期では具体的なソリューションを考えていきます。

3学期からは、アイデアを基にチームビルディングが始まり、実際のプロダクト開発や投資家のピッチの機会が与えられます。面白いのは、チームの評価基準に仮想ユーロをどれだけ集めることができたか、というものがあり、投資家が毎週来て仮想ユーロを出資し、最終的にそれぞれのチームがどれだけお金を集めることができたかで勝負が決まるという、とても実践的な講座となっています。

 

Why Asia?

―なぜ交換留学先としてアジアのMBAを選ばれたのでしょうか?

アジアのマーケットポテンシャルを見たかったからです。

シンガポールでは、プロダクトのテストがしやすく、フィードバックも得られやすい環境にあります。また、投資家とのネットワーキングも政府が主導しており、インキュベーターの数も多いと感じています。実際、NUSに来る前SMUに短期留学する機会があったのですが、シンガポールのインキュベーターと会う機会がありました。

もう一つの理由として、シンガポールはアジアのハブと言われていますが、どのくらいハブなのか見たかったというのもあります。

 

欧州とシンガポールそれぞれのMBA、違いは?

―IEとNUSの2校経験されて、それぞれにどんな違いを感じましたか?

NUSに交換留学したのは、過去にIEからNUSの交換留学した人の感想に皆が”Asian Perspective”という言葉を残していて、その”Asian Perspective”を日本人である自分が行って体感したいと思ったからです。

実際に留学してみて、NUSはアジアのケースを織り交ぜながらもアカデミックな内容にフォーカスしている一方、IEはリーダーシップのクラスがコア科目である等ソフトスキルに関連したクラスが充実していると感じました。

また、地理的な特性として、シンガポールは他大学MBAとのネットワークが取りやすく、そこは大きな魅力だと思います。IEの場合、バルセロナのIESEから日本人学生がマドリッドに来た時には毎回大歓迎していましたから(笑)。また、ヨーロッパのMBAで集まることもありますが、やはり距離的な理由から頻度は少ないです。

 

受験生へメッセージ

MBAを受験するにあたって、明確な目的意識が非常に重要です。IEでは、学期が進むにつれて自分(=Why MBA?)を見失う人を沢山見てきました。

目標が変わることには問題はないですが、目標がないとMBAで学んでもあまり意味がないです。MBAを通じて、自分は何を成し遂げるか?を考え続けることが大切です。

 

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