毎年1月末に発表されるFinancial TimesのWorld MBAランキングですが、2018年度版が発表されました。ここでは、今年のアジアMBAのランキング状況についてご紹介します。
MBAランキング2018
まずはTop5から。
順位 | 学校名 | 国名 |
---|---|---|
1位 | Stanford University | US |
2位 | INSEA | France/Singapore |
3位 | University of Pennsylvania | US |
4位 | London Business School | UK |
5位 | Harvard University | US |
Stanfordが栄えある第一位になりました。一方でINSEADは首位の座から陥落して3年連続の一位とはなれませんでした。
3-5位については、例年通り世界トップ校がランクインしています。本当のTop of Topはこの5校といってもいいほどで、他校がTop5に入るのはなかなか難しいと思われます。
つづいてアジアMBAについてはどうなったでしょうか。
順位 | 学校名 | 国名 |
---|---|---|
8位 | CEIBS(中欧国际工商学院) | China |
14位 | HKUST(香港科技大学) | Hong Kong |
18位 | NUS(シンガポール国立大学) | Singapore |
22位 | NTU(南洋工科大学) | Singapore |
28位 | ISB(Indian School of Business) | India |
昨年に続いてCEIBSが大幅に順位を上げて8位にランクインし、アジアMBA1位の座を確保。競合ひしめくTop10の中にランクインしました。
そして、今年はシンガポールMBAの躍進が見て取れます。NUSは昨年の26位から18位へランクアップし、Top20入り。NTUも小幅ながらランキングを上げて22位となりました。また、表には載せていないですが、SMU(シンガポール経営大学)が初のランクインを果たして49位へ。
アジアMBAの順位と給与水準は?
FTランキングは卒業生のパフォーマンス(主に給与)等によって決定されるため、毎年ランキングは変動します。
そこで、昨年と同じくアジアMBAの過去5年の推移をグラフで追っていくことにしましょう。
今回はCEIBSが8位にランクインし、Top10の壁を越えました。
次は卒業後3年後のサラリー分析です。
全般的に見てアジアMBAの給与水準は年々上昇しています。最も給与が多いのは上海のMBAスクールCEIBSで$162,858です。日本円で約1,780万円くらいでしょうか。給与水準の上昇率からTop10入り下のも納得です。
CEIBS以外のアジアトップ校も軒並み給与水準を上げています。例えばランキング18位のNUSは$143,917でこの数字は欧州Top校の一つであるIESEやESADEとほぼ同じ水準です。
まとめ
ここまで、先日発表されたFinancial Times MBA Rankingをもとに、アジアMBAランキングの趨勢を見てきました。
数年前に比べれば少しずつアジアMBA各校のランキングは上昇しており、給料水準に関しては明確な上昇が確認できます。アジアの勢いに乗りたい方、今後も要チェックです!